1-2) コナジラミの発生量を簡単に調べる方法はありますか?


1. コナジラミの発生量を簡便に調べる方法として、市販の黄色粘着板(例えば、アリスタ ライフサイエンス社のホリバー)を発生しやすい場所に10アール当たり5枚〜10枚程度吊り下げて、定期的に誘殺数を調査します。黄色粘着板の「ホリバー」を使用した場合に、誘殺されたコナジラミの翅(はね)をおおう白色のワックスが徐々に溶けて翅が見にくくなり、コナジラミとして判別しにくくなるので注意する必要があります。

2. コナジラミの成虫は、株の上位の葉に集まり、産卵する性質があります。従って、上位葉の葉をそっと裏返して、葉裏にとまっている成虫数を数えます。葉裏から飛び立った成虫も計数します。葉位と株数を決めて、定期的に調査します。

3. 通常、シルバーリーフコナジラミとオンシツコナジラミは共存しているので、成虫を調査しただけでは、両種がどのような割合で発生しているのか分かりません。そこで、トマトの葉裏に寄生する両種の幼虫を虫眼鏡(拡大率10倍以上)を用いて観察します。株の上位の葉には、成虫、コナジラミの卵、極く小さい若齢幼虫しか寄生していないので、中齢と老齢幼虫については、株の下位から中位にかけての葉を調べます。

4. コナジラミの見分け方は、こちらです。 


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